○音楽遍歴(マンドリンに触れる前)
・中学生の頃


 中学に入学した年に、親からギターを買ってもらった。もちろん、私が泣いてせがんだわけでもなく、音楽の成績があまり良くなかった子供に、音楽に興味を持って取り組んでもらうきっかけになればという考えで買い与えたものである。
 私にしてみれば、有って邪魔なものでもなく、その頃テレビでギターを持って歌っている歌手に憧れがなかったわけでも無いのでとりあえず練習してみることにした。
 ただ、このときにギターといっしょに購入した教則本がまずかった。いわゆる、歌謡曲やフォークソングといった類の曲はまったくなく、いわゆる文部省唱歌に近い曲ばかりなのである。その頃、一生懸命音取りした曲。それは「四季の歌」とである。
 もちろん、本屋に行けば歌謡曲が掲載されている楽譜などがあるとは知らず、しばらくして、Fのコードに挫折したギター少年が歩む道へ...

 それからしばらく我が家のギターは納屋に眠ることになるわけだが、中学も後半になるとクラスの中にギターを弾ける人間が出てくる。そして、彼らがレクレーションの場などでギターを持って出てくると一躍ヒーローなわけである。「そうだ、我が家にもギターがあったよな?久しぶりにはじめてみようか...」という安易な動機で再びギターを手にすることになる。
 で、いざギターを持っても、丸々1年以上ほっておいていきなり弾けるわけが無い。しかし、クラスに弾ける人間がいるというのは心強いし、ある意味目標になる。そうしていると、同じようにギター初心者が寄り集まるようになり、いっしょに練習しようといった仲間ができる。そうなるとしめたもので、今度はお互いがライバルで競争が始まる。「俺はこのフレーズが弾けるようになったぞ!」「俺は、スリーフィンガーで一曲弾けるぞ!」と。

 その頃、私が好きでよく音取りをしていたのは、「長淵剛」と「チャゲ&飛鳥」だった。そのうち、長淵剛のギターテクニックの凄さに気づき始めると、彼の曲を音取りすることが、仲間内で優位に立つ条件となってくる。結構、がんばったね。そこで、ちょっと自信がついてくると、もっと凄いギタリストはいないかといろいろ聞いているうちにポール・サイモンに出会うことになるわけである。サイモン&ガーファンクルである。

 彼のギターは難しかった。ある意味、クラシック的な弾き方を多用しており、これを歌いながら弾くなんて到底できない(歌も英語だし...^_^;)が、ギターを弾くだけでも充実感があるフレーズばかりだった。この当時、サイモン&ガーファンクルの音源なんてなかなか入手できない環境だったので買いましたよ。レコードプレイヤーとサイモン&ガーファンクルのレコードを。たまたま、彼らが出したレコードが6枚組みになって出ていたので、もちろんセットで。
 実は、これが生まれて初めて買ったレコードだった。


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