○お気に入り
・山下達郎


 高校時代の音楽遍歴の中でちょこっと紹介した山下達郎。 私は彼の大ファンである。
 人それぞれ好みというものがあると思うが、個人的には彼以上のミュージシャンはいないと思っている。

 彼との出会いは、中学生の頃、ひょんな事からコンサートのチケットが回ってきたことに始まる。
 その頃は、名前しかしらない存在であったが、コンサートに行って一変した。「す、すげ〜\(◎o◎)/」
 その頃出ていたアルバムは、「FOR YOU」だったが、これを聴いたことによって私の音楽観が変わったといっても過言ではないだろう。
 
 特に心を奪われたのは、タツローのボーカルはもちろんのこと、歌のバックに流れるコーラスの響き。チョッパーベース。ソプラノサックスの響き。そして、サイドギターのテクニックである。
 それまで、コーラス=オフコースなんて公式しか浮かばないほど、フォークソングにばかり触れていたものだから、ある意味「新しい響き」に聴こえたタツローの曲たち。そして「FOR YOU」のラストに収められている”YOUR EYES”を聞いた日にゃ...(>_<)
 正直、「こんな音楽もあるんだなぁ...」としみじみ聴いたものでした。

 それからは、新しいアルバムが出るたびにもれなく購入、コンサートがあればもれなく行っていた。そして、そのコンサートの中では必ずと言っていいほど「アカペラ・コーナ」というものが設定されており、これが楽しみでしょうがなかった。
 今でこそ、「ON THE STREET CORNER」シリーズのアルバムがあるので、いつでもタツローのアカペラが楽しめるが、当時はライブに行くか、ライブ中継のFMラジオをエアチェックしたテープを聴いて楽しんでいた。

 さて、ここでタツローのギターについて触れてみよう。
 タツローの音楽すべてが大好きであるが、その発端となったのは、彼の弾くギターのカッティングである。
 初めて聞いた頃は、そんなに気にも留めなかったが、ひょんなことから「FOR YOU」のバンド・スコアを手に入れた。そして、ライブの一発目に演奏されることが多い「スパークル」のカッティングフレーズを目の当たりにしたのである。当時、まだまだギターのテクニックなんてなかった頃なので、右手でジャカジャカしながら左手もコキコキ動かすなんて至難の業だったし、第一、右手のリズムもシンコペーションの雨嵐!この曲の音取りには苦労しましたね...(^^ゞ
 この曲が弾ける様になると、「FOR YOU」に収められている他の曲のカッティングフレーズやシングルトーンによるパーカッシブなフレーズ等、いろいろなフレーズに手を出すようになる。いやはや、奥が深いよ。たかが伴奏、とはいえ高い技術力がなければ演奏困難なフレーズばかり。これを歌いながら弾いてるとは...^_^;
 そして何かの雑誌で読んだけど、タツローのツアーに参加しているドラムの青山純のコメントに「どんなに細かいフレーズを弾いても拍のアタマが分かるギターである。」とあった。
 たしかに、練習するにつれ「スパークル」のフレーズもそれなりに弾けるようになってきたが、16分音符のリズムが主体になったシンコペーションだらけのフレーズ。適当に弾いていたら、確かに拍のアタマなんて分かりづらく聴こえるだろうなと思う。
 ん〜、やっぱりカッティング(サイドギター)は奥が深い...

 「FOR YOU」以降、数えてみたら10枚以上のアルバムを出している(もちろん、全て所有)が、個人的には「FOR YOU」以前のアルバムのほうが好きである。なんというか、荒削りでブルージーな雰囲気が漂い、ちょっと泥臭い音作りになっているところが、いい。また、ギタリストの目から見ても、その頃の曲のほうが練習してて楽しいこともある。
 つい最近まで、FMエアチェックでそろえたライブ音源から、その頃の曲を聴いていたが、昨年(2002年)にRCA/AIR時代のアルバムをCD化したものが発売された。もちろん、速攻で購入したのは言うまでもない。
 
 しかしながら、こんなに長く、マイペースで音楽を続けてこれているのも、やはり非凡な才能をみんなが待ち望んでいるからである。達郎よ。永遠なれ! 



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